地味に甘い君
第16章 年越し有頂天②
「もっと――――…」
なんて…言ったもんだから!赤羽は顔を輝かせる!
「///もっと!何?ヤマト君?
もっと飲みたいの?もっとキスしてほしいの?
もっと…好きって言ってほしいの?
もっと……感じたいの?」
――――ヤバい…“もっと”…なんだろう…
頭が…クラクラする…酔ってる――――…フワフワしてる…
何を…俺は“もっと”なんだっけ?
「///分かんない……俺は…何を…言おうとしたんだっけ?」
股間を押さえる手は不覚にもユルユルと自分を刺激している…
「あっ///…ん…なんだっけ……あっ…」
「///あれれ?ヤマト君…酔ってる…ね…」
「///酔ってない…バーカ!」
俺はフワフワな感覚で赤羽の首にしがみついた…