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地味に甘い君

第19章 本音のキャッチボール!


もう一度…『はい――――』



――――出た!指がボタンを再度押そうと伸ばしたまま、俺はマイクに向かう。



「お――――…俺…だけど…今会えないか?」


『///えっ、ええ!ヤマト君?ヤマト君?大丈夫だよ!ロック外すから入って!』



「おぅ…さんきゅう…」


自動ドアが開くと…俺は赤羽の部屋に行くためにエレベーターに乗り込んだ。


――――あれ?///緊張…してる…


今まで緊張なんてしなかったこの道のり…不思議と階が上がるごとに心拍数も上がっていくような感じがした。


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