地味に甘い君
第1章 ワンルームに花?!
「で…赤羽は大学どうすんの?俺はこれからバイトなんだけどさ――――…午後の講義には出る予定」
「ん?」と、顔を上げる赤羽は俺の顔をジーっと見つめ
「じゃぁ…僕も午後から出る」
と、だけ言って味噌汁を飲み出した
「あっそ――――…」
つられて俺も味噌汁を飲む――――…
「あ、うまい――――…」
「良かったぁ~、味噌薄くない?良かった~!」
しかし――――…コイツをバイト先の居酒屋で助けてから…早くも3日がたつ…
そして、朝食を共にするの日も…3日目…
厄介になるのは悪いと家事をやってくれているが…
ワンルームの狭い部屋に男同士で向かい朝飯を食うのに抵抗が無くなるなんて――――…
人間とは…上手く順応できる生き物なのだとつくづく感心してしまう