地味に甘い君
第3章 帰れない理由?!
大学の学食に行くと赤羽が満面の笑みで駆け寄ってきた!
「ヤマト君!198弁当!?これ?これ?うわ~スッゴい!本当に198だ!」
赤羽は案の定何人かと学食に来ていたが、俺の所に来て楽しくするもんだから…女子たちはヒソヒソと不満を言い合っているらしい
「ほら、金は後でいいからこれもってさっさと行けよ――――…俺はあっちで…」
「ん?ヤマト君――――…一緒に食べようよ!――――…わりぃ~僕今日はヤマト君と食べるから、そっちはそっちで楽しんで~!」
と、サクッと仲間に告げて俺と歩き出した?!
「はぁ?なんで…」
「いいの、いいの!ほら、男子はあっさりしたもんだから」
さっきまで赤羽がいたグループを見ると、男子は「了解!」と言って一緒にいた女子たちに向き直った
「え~…尚宏く~ん!」
「え~、行っちゃうの~!さ~み~し~い~!」
とか、女子からは聞こえた…