地味に甘い君
第3章 帰れない理由?!
「仲――――…いいんじゃないのかよ…アイツらと」
俺は向かい合って食べる赤羽にさっきの連中の事を聞いた
「ん~…仲…は、いいのかな?よくは知らないけど」
「は?知らないって――――…友達じゃないのか?」
「友達だよ、顔と名前一致しないけど…なんか、僕のそばに要ると彼女が出来やすい――――…って、昔から有名だから」
は?それって――――…赤羽目当ての女子を周りの男子がかっさらってる――――…的な?
「昔からって――――…」
「そ、昔から――――…」
いいように使われてるだけなんじゃないか?コイツ…
「お前も苦労してるんだな――――…見た目じゃ判断できないけど」
「ヤマト君ほどではないよ?――――僕、貧乏じゃないし」
――――ムカッ…