地味に甘い君
第3章 帰れない理由?!
弁当を食べ終わる頃には、学食も賑やかになり…俺はどんどんと居心地が悪くなっていく
「食べ終わったし――――…外でようヤマト君」
「あ…あぁ」
何気に気遣いな赤羽…
モテポイントを更に加算する…
「何か飲もうか?俺、買ってくるよ」
「おう、サンキュー…」
はい――――…また、加算!
恋愛経験のない女子ならすでに恋に落ちている
「はい!ヤマト君――――…野菜ジュース」
「なんで、野菜ジュース…」
「野菜不足とみた!」
――――ごもっともである…さっきの弁当といい…
朝のメニューといい…
「お前はお母さんか!」
「“コラ、ヤマト!ちゃんとバランスよく食べないとダメよ!”っな~んてね!」
おどけた笑顔――――…イケメンは本当に…
///ずるい…