地味に甘い君
第3章 帰れない理由?!
「そ――――いやぁ…鍵…探したんだけどさぁ…大学側には届いてなかった…
昨日の寄った場所には行ってみて、聞いてみたんだけど…」
「そっかぁ…大家にばれる前に見つかればいいからさ…
まっ、お前が早く家に帰ればいい話なんだけどよ…」
「ハハハ…面目ない…あとしばらく…厄介になります」
あと、しばらくもかよ!?
俺はため息をつきながら野菜ジュースを飲んだ
「うゎ!めっちゃトマト臭っ!」
「“ちゃんと全部飲みなさいよ!”」
母親コントをする赤羽に俺は睨みを効かせる