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地味に甘い君

第3章 帰れない理由?!


「えっ///そうなの…私、彼女なの!ほら――――…尚宏君から合鍵も預かってて――――…」




「は?――――その鍵…」



女が赤羽から預かったと言う合鍵に見覚えがあった…



「――――…その鍵……本当に赤羽の…部屋の鍵か?」



可愛いキーホルダーが着いていたが…


それは紛れもなく俺の部屋の鍵だった――――…



「あ…当たり前じゃない!」



「じゃぁ…なんで、その鍵を使って部屋に入ってないんだよ……しかも、確かめるように…帰宅を俺に聞いたんだ?」



「――――…そ、それは…」



「君――――…赤羽の彼女じゃないよな?」




女の顔からどんどん笑顔が消えていく…


あからさまに、動揺し始める――――…



「なっ、何を言っているのよ――――…あなたこそ!尚宏君の何?何なの?最近、よく一緒に居るよね!?今日なんて…ランチ一緒に食べてた!!

私の尚宏君に、近づかないでよ!最近、尚宏君帰ってこないし!心配で心配で寝不足なのよ私!」



女は夜だと言うのに近所迷惑を考えず大声でわめき散らかし始めた!


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