地味に甘い君
第25章 神頼み?!縁結び!?
「――――傷つける?…私は余計なことをしてしまったってことなのかな?」
「いや、一般で受けたいって言ったのは俺なので…気にしないでください…」
俺は、目の前の高そうな珈琲に手をかけ飲んだ。
「でも、純弥さんには感謝してるよ?僕は!
なんか…僕とヤマト君の関係がグッと縮まったしね!」
「!――――グッ、バッ!赤羽!?」
俺は赤羽の爆弾発言に口にしていた珈琲を吹き出しそうになった!
「///ちょっ――――…」
「プッ!アハハ!君たちの関係は見てれば何となく分かるよ!皆まで言わなくても、それに――――…私は偏見はないよ?自分自身、難儀な性癖の持ち主だからね」
純弥さんは楽しそうに笑っていた。
「――――純弥さん……」
「それに…君たちの関係は始まったばかりってかんじだろ?私がとやかく言って…こじれてもなんだしね?」
「そうだ!そうだ!純弥さんは黙ってて!でないと~雷華さんに言うからね~!」
赤羽は意地悪そうに珈琲と一緒に来たチョコを口にふくんだ。
「///フフフ…それは、それで――――私にはご褒美に///ムフフ///」
――――え?純弥さん?
キッリとしていた純弥さんの顔が秘書で奥さんの雷華さんの名前が出たとたんにフニャッとだらしなくなった?