地味に甘い君
第3章 帰れない理由?!
警察官が女を連行して…アパートがやっと静かになった…
「お、おい――――…大丈夫か?」
「あっ、ごめんねヤマト君!巻き込んだ形になったね…」
「いや、そんなのいいんだけど――――…
お前が帰りたくない理由って――――…あの女か?」
赤羽はハハハと、笑いながら…俺を自分の部屋に案内してくれた…
と、最初に目に飛び込んできたのは――――…
赤羽の部屋の前にあるポストから溢れんばかりの手紙の数――――…
「げ…げ――――…これ…」
「ん~…流石に…この量は引くよね?1ヶ月かな?かなり我慢したんだけど…」
そう言いながら部屋の鍵を開ける――――…赤羽が言うように鍵はカードキーだった…
部屋に入ると…
またもや…異様な光景が――――…
「これ――――…」
部屋は手紙とプレゼントの山!
そして、一本づつ渡されてのか…包装された小さなひまわりが沢山あった!!
「この――――…ひまわりって鞄に入ってるって…言ってたやつか?」
「そう、ほぼ毎日…渡されてた――――…流石に…怖いよね?」
「怖いな――――…よく1ヶ月も我慢したな…」