
地味に甘い君
第26章 うるさい季節
「――――///キス…したい…なぁ」
「ぶっ///――――ゴッホ!グップ!!はっ、は!赤羽!――――お前!」
僕の呟きに口に含んだコーヒーを吹き出したヤマト君は真っ赤な顔で僕を見る!
「///あっ、ごめん――――…心の声が!」
「バカ!誰かに聞かれたら――――!」
焦るヤマト君は周りをキョロキョロと見る!
「///…誰かに聞かれたら……勘違いされる…」
別に勘違いじゃないんですけど?…と、言いたかったが…顔を真っ赤にさせて焦るヤマト君を怒らせそうで言わなかった。
焦り顔も可愛いし…
ついついそんな事を考えてしまうわけです!
それも、そのはず!
一時期お弁当を一緒に食べていたが…昼にどこかへ向かう僕をつけて回る新入生が続出したため…今は熱が冷めるまでお休み…
そのため僕はヤマト君不足で弱っている気がする。
「じゃぁ…帰ったら…いっぱい……いい?」
「///はあ!――――い、嫌だって…言っても…するんだろ?」
――――うゎ!耳まで真っ赤になった!可愛い!
