
地味に甘い君
第26章 うるさい季節
このせいで…僕はヤマト君とランチ出来なくて寂しい思いしてるのに…
周りの人は――――やれ、彼女と別れた…だの、やれ、彼女いた説は嘘だった…だの、好きなことを言い出す始末!
僕が彼女を作っても、即効別れるってのが定番だったのは認めよう…
だが!今回は別れるどころか!どんどんヤマト君が好きになる!
別れるなんて――――あり得ない!
「そ~いや、尚宏!彼女と別れたんだって?なら、合コン行こうぜ!今のお前なら、百発百中だろ?」
「は?合コン――――行かないよ?それに、恋人がいる人間合コンに行ったら引かれるだけだって!」
「は?まだ、付き合ってるの?…別れたって噂…嘘かよ!」
――――勝手に別れさせるなよ!
