
地味に甘い君
第26章 うるさい季節
「合コン――――参加できなくて悪かったね…頑張って出会いを求めてくれ!」
「なっんだよ…尚宏撒き餌に結構集まったのに~…」
――――結局…僕は撒き餌ですか?
「それでも、合コンは出来るだろ?頑張って!」
知り合いは「チッ!」と、舌打ちをするとスマホを取り出して「じゃぁ~なぁ…」と、教室を出ていった。
と、同時にヤマト君からメールが、届いた!?
『求人見たら、早めにそっちに行く』
相変わらずぶっきらぼうなメールだ。
ベッドの中ではあんなに積極的で可愛い事を言ってくれるのにさ!
僕は、夜のヤマト君を思いだし少しニヤニヤしてしまう。
――――ヤバい…抱き締めてキスしたい…
