地味に甘い君
第27章 縁結びの意外なご利益!?
赤羽のアパートにつくと早速、もらってきた食材と酒をテーブルに広げる。
「イケメンパワー恐るべし…」
テーブルには沢山の貢ぎ物の数々…
「二人ぶん…どころじゃないね…明日まで食べられそう…」
「明日は休みだし――――…ゆっくり消費すればいいんじゃないか?」
「ですね!では、ビールで乾杯しましょうか!ヤマト君!」
プシュッと缶を開けるとコップにそそがれたビールを俺に差し出す。
「そういえば…ヤマト君ってあんまり飲まないよね?お酒得意じゃないの?」
――――そう言えば…
「あんまり飲まないな…金…もったいないし…飲む相手もいなかったからな…」
すると「え~!僕が付き合うのに~!」と、頬を膨らませる赤羽。
「強いかどうかも…よく分かんないんだよ…」