地味に甘い君
第27章 縁結びの意外なご利益!?
ぶっちゃけ酒やタバコ、ましてやギャンブルに金をつぎ込む奴の心境が分からない。
金と時間の無駄な気がして――――…
と、言うものの……サークルコンパや合コンに行ったことのない地味男子の強がりも半分入っている気がする…
「じゃぁ!ヤマト君の酔っぱらう姿…誰も見たことないって訳だね!ヘヘヘ///お初いただきます!」
「///お、お初とか言うな!――――それなりに酔う感覚は知ってるから!」
そう言うと、赤羽は「はいはい!」と、グラスをカチンと合わせて乾杯するとあっという間にグラスのビールを飲み干した!
「早っ!――――苦いのに…」
「そう?美味しいよ!」
唇にビールの泡を少し着け笑うその破壊力に…少しドキッとした!
泡をペロリと舐める舌をつい目で追いかけてしまう!