地味に甘い君
第28章 ほろ酔いヤマト君!?
プシュッと、缶を開ける音がしてヤマト君はグラスにそそごうとする。――――が、酔っているのかクラスを持つ手がフラフラしている!
「///ヤっヤマト君?!危ないよ?僕がついであげるから!」
「ん~…うん。あっ…///頼む…」
危なっかしいヤマト君の手に触れると照れるように「頼む」と、素直にグラスを僕に渡した。
「ヤマト君もう、酔ったの?早く――――…え!?」
グラスにお酒をつぎ、ふとヤマト君を見ると!
床にベロ~ンとうつ伏せになっている事に驚く!
「えっ!ん?え~ヤマト君?!」
「///酔ってないぞ?俺は…ちょっと暑いなぁ…って、思ってるだけだから…」
冷たい床に救いを求めたのか…頬を床に着けてスリスリしている!
「ヤマト君――――酔ってるよね?」
「むっ!酔ってねぇ――――よ!」
――――むきになるところは…酔っぱらいの典型なのに…