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地味に甘い君

第1章 ワンルームに花?!


で、俺のヨレヨレなパーカーを赤羽に着せて連れて帰ったのが…3日前


それから、赤羽は俺のアパートに居る…


「はぁ…部屋を借りた時、俺以外ここに入れるのは絶対に彼女だ!って決めてたのに――――…なんで、赤羽なんだよ…しかも無駄にイケメンなのが腹が立つし」



歯ブラシをしながら食器を洗う赤羽に文句を言うと…



「え――――!ヤマト君彼女いたんだ?!悪いことしてるなぁ…なんか居心地よくて長居してるけど…彼女さん怒ってる?」



ったく…しかも、コイツはこう言うヤツだった…


天然と言うか…抜けてると言うか…



「///彼女はいね~よ!悪かったな!理想だよ理想!」



「あっ、いないんだ――――…良かったぁ~なら、今日も泊まっていい?」



良くねぇ~よ…早く自分の家に帰れよ…


と、マジで思うが――――…なんか最近バイト先の年上の人としか話していなかったせいか…


人寂しかった俺は話し相手を無意識に欲していたのかもしれない…



しかし、俺は遅くまでバイト三昧で…結局夜は疲れて爆睡――――…


朝ぐらいしか赤羽と話す時間はない訳だが――――…



だったら、大学で話せばいいじゃないか?って思うが…


俺は俗に言う…地味系男子…

周りはモサイ男子ばかりで服の色味も地味で――――…絵に書いたよな貧乏学生って感じ



それに引き換え――――…赤羽は…


顔立ちが派手…と言うかイケメンで、ただそこにいるだけで周りがパァッと明るくなるようなそんなに存在…


しかも、いつも誰かが側にいて賑やかに話している姿を目撃する…

――――…薔薇色の大学ライフを堪能してるって感じ…



こう言うのをリア充って言うんだろうなぁ…なんて、憧れの目で見ている状態だ!


俺のような非リア充とは住む世界が違うんだよなぁ…


こいつとこうやって話すまで、会話すら続かないと思っていたからな!




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