地味に甘い君
第1章 ワンルームに花?!
「さてと、俺もう出るから――――…カギ…合鍵渡すか?」
玄関に向かうと…赤羽はテトテトとエプロンで手を拭きながら着いてきた…
「///え!いいの?ヤマト君?ヘヘヘサンキュー!」
なんでまた…そんな嬉しそうな顔をするかねぇ…
合鍵なんて…腐るほどもらってるだろ~に…
「今日は講義の後――――…論文書いてからバイト行くから…ここに来るならテキトーに開けて寝てればいいよ…」
「了解!じゃぁ鍵借りるね」
赤羽は俺からの鍵を大事そうに手に包むと嬉しそうに笑った
――――だ~か~ら~…その顔は…女子にしてやれ