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地味に甘い君

第30章 繋いだその手を…


「///相手は…どんな子?」


「あ~…って、まず服着なよ…今、ヤマト君が来たら誤解されかねないよ…」



「///あら!恋人の名前――――ヤマト君って言うの?///なんか…新鮮!」


姉ちゃんは鞄からシャツを取り出すとパパッと着た。


「に、しても――――…”男“が恋人って事には抵抗ないんだ…さすが同性愛に理解のある国にお住まいの姉上様…」


姉ちゃんは若いときからイギリスで生活をしている。


「そういえば…抵抗ないわね!それよりも!尚宏を真剣交際に目覚めさせた相手が知りたいわ!同じ大学の子?」


何故かグイグイ来る姉ちゃんに「そうだよ」とうなずくと、表情がパッと明るくなる!



「明日――――私も大学に行くわ!」



「姉ちゃん…仕事は?」



「そんなの大丈夫!気にしない、気にしない!」




――――も~…いきなり来て、いきなりこれだもん…




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