地味に甘い君
第30章 繋いだその手を…
僕はヤマト君を抱き抱え救急車まで運ぶとそのまま一緒に乗り込む!
僕はヤマト君のそばから離れられずど~していいかも分からず!焦るばかり!
救急隊員に渡した方がいいのは分かっているが…“一人にしないで”が頭から離れず…離れられない!
「尚宏!しっかりしなさい!大丈夫――――…私の指定した病院に連れていくから!私は後で追いかける!あんたは付き添いなさい!あと!救急隊員の言うことをちゃんと聞きなさい!」
僕は何度もうなずくと――――…
姉ちゃんは隊員に話をし救急車は走り出した!
「大丈夫です!――――肺炎を起こしてるかもしれないので…指定された病院に急ぎますよ!」