地味に甘い君
第33章 祝!二人旅スタート!
こんな可愛い人――――…僕は見たことがない…
なのに…どうしてヤマト君のお父さんは…ヤマト君に、そんな酷いことが出来るんだろうか…
僕は目を閉じるヤマト君にそっと唇を重ねた。
「///なんか――――緊張する…ここ…家じゃねぇ~し」
「///だね――――…ホテルだよ///気分上がるね!」
チュッ――――と、音のするキスをすると…ヤマト君は恥ずかしそうにそっぽを向く。
「///今日は…無理///昨日の今日はあり得ない」
昨日、燃えてしまった手前…無理はさせられないのは分かっているつもりです!
僕はヤマト君を抱きしめてベッドに横になる。
「旅は始まったばかりですから…がっつきませんよ~だ!…ヤマト君がど~してもって言うなら…断らないけど」
「は?!」
慌てて顔を上げるヤマト君の焦った顔がおかしくて、「可愛い」と…また抱き締める!
僕は、今幸せの絶頂にいるかもしれない!