テキストサイズ

地味に甘い君

第34章 磨り減る絆…


〇〇郡は母の実家がある場所でもある――――…


たしか…母のお兄さんが実家に…ご夫婦で住んでいた記憶が…


車は懐かしいのどかな山道を進んでいく。


時折、民家はあるものの…都心の住宅街と違い隣近所の距離がえげつないほど離れている。



「…この近くに――――…母さんの実家があるんだけど…」


「そこに先に寄る?もしかしたら…お母さんの実家で何かしら…あったのかもよ?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ