地味に甘い君
第5章 初恋確定スイッチ
「尚宏、今日のコンパ来るよな?お前が来ないと女子の集まりが悪くてさ~」
代わり映えしない飲み会の誘いに僕は興味のあるフリをしながら頭の中で疲れを隠す
「あ~!ごめん!今日は…!」
「え~予定あり?!マジかよ!一時間でもいいから出てくれよ~な?なぁ?」
この男子も…お目当ての子が俺狙いなのだろう…必死だ…
「あ~…一時間だけならいいよ?その代わり…途中で抜けるからよろしくな!」
「OK!OK!出でくれるだけでもありがたいって!」
僕は気乗りがしなかったが一時間だけと言う約束でコンパへの参加を決めた