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地味に甘い君

第35章 君が奪われていく…


「――――叔母さん…それは…本当?」



――――ヤマト君…目が…死んでる!?



「え、ええ――――…そのこブラスバンドが全国に行くから…資金援助を頼みたいって…健さんに言われたから、よく覚えているわ――――…でも、その時…我が家でも家のリフォームや息子の転勤とか重なっていて…援助出来ないって断ったの」



「――――相当お金がかかる学校見たいで…何度かそう言う事があったが――――…あの“届け”が来てからは一度もない…な…、見限られたのかな?とも思ったが――――…そう言うのでしか連絡が来ない時点で、俺たちの関係は良くは無かったのかもな?」



後ろから来た叔父さんがヤマト君の肩をそっと支えると――――…


キッチンの食卓の椅子に座らせた。




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