地味に甘い君
第5章 初恋確定スイッチ
しょうがない…
僕はヤマト君を抱き抱えたまま部屋に入る――――…
にしても…ヤマト君って軽い!
細いなぁ~とは、思っていたけど…体重も軽い…
身長は僕の方が高いけど…ヤマト君自身低いって訳でもないのに…
こりゃぁ…食べてないな…
バイト、バイト――――…で、何でそんなにお金がいるんだろうか…
ヤマト君をお姫様だっこしたまま部屋を一周する…
前にはなかった資格の本が何冊か増えている
「あ~…資格とるのも…お金かかるって言ってたなぁ…」
僕はヤマト君をそっとベッドに下ろそうとした――――…
すると、下ろされたくなかったのか…ヤマト君は僕の首に腕を回して抱きついてきた!?
「///えっ、あれれ?ヤマト…君?」
「ふわふわ…雲…このまま~…」
///やっ!何?!この可愛い動物は!?
僕はギューッとされて心臓が高鳴る!
「///ヤマト…君…もう少し…こうして…よっか?」
「う~~…ウン…」
////ズキューン!!
僕は自分がベッドに座ると…お姫様だっこしたままヤマト君を抱き締めた――――…
「ヤバい――――…ヤマト君…いい香り…」
「///ん~~…赤…羽…も…」
い、今――――!“赤羽も”って言った!?
僕は嬉しくてたまらなかった!
ヤバい!ヤバい!!