
地味に甘い君
第37章 最終章・卒業
「おめでたい…話なんだよな?なんで…こんなに雷華さんは真顔なんだよ…ちょっと怖いぞ」
「え?そ~かな?純弥さん嬉しそうだし…いいんじゃない?」
赤羽は運ばれてきたデザートを食べながらニコニコと二人と財前さんを見ている。
――――俺的に…ど~したらいいんだ?
幸せそうな感じは伝わるが…雷華さんと純弥さんの関係がいまだにつかめない俺は…赤羽に習って…その場の雰囲気に身を任せることにした。
「ヤマト君、デザート美味しいね!」
「そ、そうだな…」
――――カオスだ…
