地味に甘い君
第6章 新しいバイトとは?
――――――――…
「ほら、ヤマト君…言わんこっちゃない…」
「うるせぇよ…落ちんでんだから…」
検定の合格通知が送られてきたが…
見事に…“不合格”の通知が積み重なる…
また、振り出しに戻る
勉強も…費用も…
「くそ――――…バイト…減らせばよかった…」
「あのさぁ…やっぱりバイト――――…考えた方がいいかもよ?朝と夜と…って体に悪いし…勉強時間が無いから…その結果な訳だし」
俺の前に座る赤羽がお茶を俺の目の前に差し出しながら言う――――…
「そんなこと…分かってても…働かないと家賃とか生活費払えないし――――…検定代も…」
すると、赤羽は鞄から書類を1枚取り出し始めた