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子宮は淫らな精子の女王

第16章 【5月22日午後10時30分】

白濁とした精液を先端に垂らして

口の部分を縛ると、それをトモカに手渡す

受け取ったトモカはそれをしげしげと見つめて

両手でお守りのように隠した

下着をはくと、下腹部のゴムの部分に縛り口をはさんで

内側に垂らす

「触っていい?」

「どうぞ、好きなだけ」

下着の上からおなかをなでると

ゴムの感触がはっきりとわかる

ずいぶん変態的な嗜好だなと、心の隅で思った

「ありがとうございました」

頭を下げる彼女に何も言うことは思い浮かばず

そのあと一切言葉を交わさないで

彼女と別れた

・・

ほのかの妊娠が確認できたのは

その週末のことだった

一つ大きく

ほっとしたのを覚えている

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