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僕らのらんど

第1章 初めての戦い

「うっ…!」

眩しくて目を瞑ると、左肩に高温の熱を感じた。

「!!」

「ごめんね、アキラくん! 少し我慢して…!」

左肩が焼けるように熱い。
うっすらと目を開けると、僕の左肩は○○ハンドごと燃えていた。

「なんでっ…」

「こいつは炎に弱いから!」

僕の肩に噛みついていた○○ハンドは、弱々しく地面に落下する。

「…死んだのか?」

トシヤが○○ハンドを靴の裏で転がした。
すると○○ハンドは、ピクピク五本の指を痙攣させたかと思うと、森の中に逃げていった。

「アキラくん、大丈夫!?」

「大丈夫じゃ……ない」

フラッと僕は膝から崩れた。

「アキラ!!」

トシヤが支えてくれる。

「まさか僕の左肩ごと燃やすとか…」

ありえない。
もうちょっと別の方法考えて欲しかった。

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