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僕らのらんど

第1章 初めての戦い

「…ほら、もう行け。元の世界に戻れたら、運営を取っ捕まえてお前らを助けてやっからよ」

「トシヤくん…」

まあやさんは目に涙を浮かべていた。

「…わかった。じゃあ、それまで生き抜いて待ってるからな!」

「ああ、まあやを頼むぞ」

まるで自分の恋人みたいに言いやがって…。

僕はまあやさんの手を取った。
まあやさんはまだこの状況を受けいれられないでいる。僕だって親友を置いて逃げるなんてできない。
でも…。

「まあやさん、走って!」

僕は無理矢理まあやさんの手を引っ張った。
木の間をくぐって走っていると、ギャアギャアという声が後方から聞こえてきた。

やっぱり追いかけてきていた。
しかも闇雲に矢を放ってきている。

「数打ちゃ当たるとか…甘いんだよ!」

とか言いつつ、ビビってる僕。

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