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僕らのらんど

第9章 それぞれの想い

「ありがたくいただきます!」

僕たちが戸惑う横で、自衛隊の人たちがムシャムシャと食べ始める。仕方ないので僕も恐る恐る口に入れると、プチッとなにかが出てきた。

「みんなちょっといい? 写真を撮りたいの」

今度はつくしさんがデジカメを持ってきた。
記念に撮って外部に送るという。
僕はひきつった顔をしながらも、まあやさんの隣でピースをした。

「さあ、いよいよ最終決戦よ。みんな、準備はいい?」

つくしさんが眼鏡のブリッジをクイッとあげる。

「皆さん、頑張ってくださいね!」

「お腹が空いたら戻ってきてくださいね!」

バニーズの店員たちが見送りしてくれる。
そして「さあ行くか」って時に、

「あ、あの、ちょっといいですか? あっし、ちょっとやってみたかったことがあってですね……」

やんすさんがみんなを引きとめたので、れんじは舌打ちした。

「なんだ、やんす。早くしろ」

「ええとですねっ、円陣をっ…皆さんと組みたいな~と思いまして…」

「いいね~、やろうやろう!」

女性陣が盛り上がる。
僕たちはお互いの肩を組んで、大きな円陣を組んだ。

「みんな絶対、生きて帰るぞ~!!」

「オオオオオッ────!!」

気合いをいれた後、ハイタッチをした。
そしてみんながテンション上がる中、

「アキラ…もし生きて現実世界に戻れたら、俺は自首する。俺が戻るまでアカツキを頼むぞ」

れんじは真剣な表情で僕にそう言った。

「…ああ、任せろ!」

僕は力強く頷く。
れんじと男と男の約束をかわし、ますます気合いが入った。

いよいよ、レベル90クラスのモンスターがいるフィールドへと足を踏み入れる。

「行くぞ!!」

みんなは僕が守るんだ────!!










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