僕らのらんど
第10章 最終決戦
僕たちは高層ビルが建ち並ぶ大通りへと出た。
現実世界なら沢山の人や車が通ってるはずなのに、僕たち以外人っこ一人いない。
「気を付けろ。どこから何が出てくるかわからないぞ」
れんじが警戒して言う。
野原みたいな見通しのいい場所ならいいけど、ここはビル街。建物の影からいきなり攻撃を仕掛けられたらたまったもんじゃない。
自衛隊の人たちが銃を持って辺りを警戒しながら歩いてるおかげで、少しの余裕はあるが油断はできない。
「待て」
その時、天音さんが皆の歩みを止めた。
「来るぞ!」
カチャッと自衛隊の人たちが銃を構える。
突然フィールドに現れたのは、ダークウルフの群れだった。
「!」
ダークウルフの群れは鋭い牙を剥き出しにしながら僕たちに襲いかかってきた。
ダダダダダダダダッ───!!
自衛隊の人たちが一斉射撃する。
何体かは撃たれて吹っ飛んだが、その銃弾を避けてジャンプしてくる数体のダークウルフが僕たちに襲いかかってきた。
「どりゃああああ!!」
昭玄さんの大剣がダークウルフをまとめて叩き斬る。
「ファイヤーボール!!」
更にまあやさんが炎攻撃を仕掛けた。
「これで全部か!?」
やけにアッサリ終わったなと思った瞬間、禍々しい殺気を感じ、僕たちは身構えた。
ビルの影から人型のモンスターが現れる。
それはボロボロのローブを纏った骸骨だった。
「ネクロマンサー!?」
ネクロマンサーとは死霊や死者を甦らせる闇の術師だ。ネクロマンサーの登場により、あちこちに倒れていたダークウルフが生き返り始める。
しかも甦ったダークウルフはさっきよりも大きくなっていた。
「ハアアア!!」
月影のパンチが炸裂する。
ダークウルフは吹っ飛ぶが、回転して地面に降り立った。
「なっ…!」
「体が大きくなっただけではなく、体力も防御力もアップしている!?」
「ネクロマンサーを狙え!!」
僕たちはダークウルフとネクロマンサーを倒すため、二手に分かれた。
現実世界なら沢山の人や車が通ってるはずなのに、僕たち以外人っこ一人いない。
「気を付けろ。どこから何が出てくるかわからないぞ」
れんじが警戒して言う。
野原みたいな見通しのいい場所ならいいけど、ここはビル街。建物の影からいきなり攻撃を仕掛けられたらたまったもんじゃない。
自衛隊の人たちが銃を持って辺りを警戒しながら歩いてるおかげで、少しの余裕はあるが油断はできない。
「待て」
その時、天音さんが皆の歩みを止めた。
「来るぞ!」
カチャッと自衛隊の人たちが銃を構える。
突然フィールドに現れたのは、ダークウルフの群れだった。
「!」
ダークウルフの群れは鋭い牙を剥き出しにしながら僕たちに襲いかかってきた。
ダダダダダダダダッ───!!
自衛隊の人たちが一斉射撃する。
何体かは撃たれて吹っ飛んだが、その銃弾を避けてジャンプしてくる数体のダークウルフが僕たちに襲いかかってきた。
「どりゃああああ!!」
昭玄さんの大剣がダークウルフをまとめて叩き斬る。
「ファイヤーボール!!」
更にまあやさんが炎攻撃を仕掛けた。
「これで全部か!?」
やけにアッサリ終わったなと思った瞬間、禍々しい殺気を感じ、僕たちは身構えた。
ビルの影から人型のモンスターが現れる。
それはボロボロのローブを纏った骸骨だった。
「ネクロマンサー!?」
ネクロマンサーとは死霊や死者を甦らせる闇の術師だ。ネクロマンサーの登場により、あちこちに倒れていたダークウルフが生き返り始める。
しかも甦ったダークウルフはさっきよりも大きくなっていた。
「ハアアア!!」
月影のパンチが炸裂する。
ダークウルフは吹っ飛ぶが、回転して地面に降り立った。
「なっ…!」
「体が大きくなっただけではなく、体力も防御力もアップしている!?」
「ネクロマンサーを狙え!!」
僕たちはダークウルフとネクロマンサーを倒すため、二手に分かれた。