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僕らのらんど

第11章 願い、そして…

「まあやさんっ…」

僕もまあやさんを強く強く抱きしめた。
もう触れることはできないと思っていたから、まあやさんの匂いや感触、体温を確かめるように夢中で抱きしめた。

「んっ、くるし…」

「あ、ごめん!」

パッと離すと、まあやさんと目が合った。
こんなに間近でまあやさんの顔を見たのは初めてかもしれない。

「…まあやさん…」

僕たちは見つめ合うと、自然にお互いの唇を重ねた。

「…まあやさん、現実世界はどうなってるの?」

「もうすぐ隕石が落ちるわ…。ブルーストーンの力も弱まってきていてバリアも効いてないみたいなの…」

僕は震えるまあやさんの手を握りしめた。

「もう私たち死ぬかもしれなくて…。だから私、最後にアキラくんに会いたくてここに来たのっ…」

「会いにきてくれて、ありがとう」

僕はもう一度、まあやさんにキスをした。

「まあやさん、大丈夫だよ。僕たちが必ず守るから…まあやさんの世界を守るから…」

「アキラくんっ……」

その時、僕たちの体が光った。
僕たちはお互いの身を寄せ合い、その時がくるのを待った。


















まあやさん、ありがとう

またいつか、君に会いに行くから

僕のこと忘れないで…

僕も絶対忘れないから…

まあやさん……愛してる




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