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僕らのらんど

第2章 弟子と師匠

「なかなかのイケメンだったぞい。スーツ着てるのに、松茸取るのを手伝ってくれての」

「イケメン…それはぜひ会ってみたいわね」

イケメンならここにもいるだろ、目の前に。

「暇潰しにゲームをしないかって、あのアプリゲームのことだよな?」

てかなんでスーツ着てるやつがそんなとこにいるんだよ。めちゃくちゃ怪しすぎるだろ!

「わしも暇じゃったからの、即答したんじゃ。そしたら気がつくとわしだけログハウスの前にいての」

「はあ?」

「その男に何をされたか記憶がないんじゃ。でも遊び方はこのとおり覚えとる」

そう言ってそらじじいはまたこめかみ辺りを触り、あのモザイクあり全裸立体映像を空中に出した。

「!!」

絶句するまあやさん。

「な、なんなのこれ……」

「わしの分身じゃ」

ニコリと笑うそらじじいに、まあやさんの鉄拳が飛んだ。

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