
ドSメイドは基本普通の子
第6章 なんと!オーナー登場!
男性はやっと私の腰から手を離してくれた!
と、ゆっくりでは有るが…店長が私をかばうように背に隠した
「では、順さん――――…よろしくお願いいたします」
「はい、私のご主人様がカフェで放置プレイちゅうですが…後の事を頼んでも構いませんか?」
「はい、畏まりました…こちらは大丈夫ですので――――…谷地様を、よろしくお願いいたします」
店長は順さんに深々と頭を下げると申し訳なさそうに笑った…
「///順さん…私――――…」
「あらあら、そんな顔をしないの…可愛い顔が台無しよ?大丈夫――――…本職に戻るだけだから!」
――――本職?
「――――美羽…君がノーマルだなんて…信じられないよ…
君の無表情で客を踏みつける姿は…私の中では最高のドSメイド姿だったよ…あれが演技だなんて…君はプロなんだね…素晴らしい
住む世界が変わっても――――…私は君の一番のファンだからね!愛してるよ美羽…」
――――~…やっ…ヤバい…鳥肌立った!
男性はこの別れを感動物にしようとしてるけど!?私的にはトラウマレベルの最悪物語だよ~!
男性は勝手に綺麗な別れを振り撒いて…柚さんと順さんと共に個室を出ていった――――…
