ドSメイドは基本普通の子
第6章 なんと!オーナー登場!
「ス…スカウトって――――…」
「そ~!“クラブ”の方にね~。でも、美羽はノーマルなんだろう?大河が言ってたし、お客さんもビックリしてたしな~!」
私はオーナーの言う“ノーマル”の意味が分からず再び無表情になり考え出す…
ノーマルとは…?なんぞや?
と、その時――――…個室の扉をノックされ、ふと…我に返る
「いいですか?入りますよ」
扉の向こうから大平さんの声がして私は何故かホッとした
「お~!入れ~」
オーナーは大平さんに入るように言うと扉が開いた
「店長が…美羽に何か持って行ってやれって……大丈夫か?」
大平さんの手には紅茶とレンモケーキが乗ったお盆が見えた