ドSメイドは基本普通の子
第6章 なんと!オーナー登場!
「――――あの~…あっちって?」
「あ~…」
大平さんはオーナーを睨みながら…大きくため息をついた…
「“あっち”って【ドSメイドクラブ】の方なんだけどさ…ガチの“SMクラブ”なんだ…俗に言う…“風俗”の分類にあたる場所だ」
――――風…俗?
風俗!?!?
「///あっ!ええええ――――…ええ?!」
私は持っていた紅茶を溢しそうになるほど動揺してしまった!
「…お、おい…この子は…知らなかったわけ?」
無表情で固まる私を…オーナーは驚いた顔で覗く!
「はい――――こいつは…田舎育ちで…このような業界には免疫ゼロです」
大平さんは私をフォローするようにオーナーに説明した…