ドSメイドは基本普通の子
第1章 憧れと現実
ど、どうしよう――――…
私は意を決して部屋の扉を開ける…と、私の出てくるのを今か今かと男性は待っていた
――――やっぱり…待ってる…
「あの~…ここの店員さんですよね?私今日体験バイトとして入る…三ノ輪と言います。あの~恥を忍んで聞きますが――――…この服ってどうやって着るんですか?!」
「――――は、はい!?それ俺に聞く?!」
「――――誰も…いないので…」
男性はビックリした様子で私を見ている
そりゃぁビックリするよね…下着姿の見知らぬ女に…メイド服をどうやって着るのか聞かれているのだから…
「――――あっ…///とりあえず…上に何か着ないか?あんた…」
「あっ///そ、そうですよね!」
私は慌てて私服のシャツを一枚羽織った
「――――…これで大丈夫ですか?」
「そ、それは…それで目のやり場に困るが…さっきよりはましだ…」