ドSメイドは基本普通の子
第8章 再びプレゼント!?
――――怖い!怖いよ~!
「大丈夫、大丈夫ですよ。怖がらないで…私が守って見せますから!」
――――ええぇ!本当に?
「本当ですとも!美羽さんには指一本も触れさせません!」
「///僕の美羽と何話してるんだよ――――!!ほら、婚姻届書いてきたから!美羽も書いて――――この足で提出に行こう?僕たちはちゃんと結ばれるべきなんだよ~!」
「目が血走ってますね…こう言う方は本当に困ります。
美羽は貴方のモノでもありませんし、結婚もいたしません!
目を覚ましてください!現実を見なさい!」
「うるせええぇ――――!現実なんて!現実なんて、俺を認めないクズばっかりだ!美羽だけだ!美羽だけなんだぁぁぁぁ!僕を…僕を愛してくれるのはぁぁぁぁ!」
発狂した男性はテーブルを蹴飛ばし不気味な走り方でこっちに飛びかかって来た!
「――――!」
私は叫びたかったが――――…叫ぶことすら出来ず立ち尽くす!
「危ない――――…!」
と、次の瞬間!!
店長が飛びかかって来た男性の手首を掴むと!鮮やかに床に投げ飛ばした!?
「グッキャァァォ!」
男性は突然投げ飛ばされ暴れだした!床でバタバタと足をばたつかせ、何脚もの椅子を蹴り飛ばした!
――――イッ!?
その1脚が私の足に当たった!
「///美羽さん!!
――――貴様…私の大事な美羽さんになんて事を……おい…お前…美羽さんを不安にさせただけでも罪深いのに…怪我まで!!殺してやろうか?」
――――イタタタ…って!?店長?店長!?
誰?あれは誰?店長じゃない!!!