ドSメイドは基本普通の子
第9章 モデル勝ち!
――――彼女じゃないんですけど…
「///助かりました。和歌子さんが来なかったら拉致されるところでしたよ…今の若い娘は…なかなか積極的で…怖いですね!」
――――その、怖い娘たちに「超怖いんですけどぉ~!」とか、言われた私の立場は…いかに?
「///いえいえ!和歌子さんは無表情なだけで怖くはないですよ!?
彼女たちもそこまで“怖い”って言ったわけでは――――」
――――分かってますよ…フォローが逆に痛々しいです…
「///す、すみません…」
シュン…と、肩を落とす店長にさっきまでの方針状態が緩和された気がする。
「///和歌子さん、お腹――――…空きませんか?ご飯食べて行きましょうか?」
緊張感から解放されると急にお腹が減りはじめた。
「はい。」
私は元気よく返事をした!