ドSメイドは基本普通の子
第10章 ツンデレ小娘君!?
私には真似できない技だ…
「美羽さん、欄さん!二人にリクエストです!」
「――――はい。」
店長に呼ばれて向かうと欄さんが笑顔で私を抱き締めた。
「///はぁ~!やっぱり、美羽ちゃん癒される!その無の感じが――――…いい♪」
「どうも――――…」
抱きついた欄さんをヨシヨシと撫でてあげると…その後ろに緊張しながら宮ちゃんも立っていた。
「スリーショットのリクエストです!三人とも頑張ってください。」
私は無表情のまま宮ちゃんの頭もヨシヨシしてあげた。
「///あっ!え――――…///何で?ナデナデ?」
いきなりの事で戸惑う宮ちゃんにどう答えていいか考えているうちに撮影会が始まってしまった!
――――あ…欄さんのヨシヨシ流れで撫でてしまったが…宮ちゃんビックリしたよねぇ…
ちょっと反省しながら…いつにも増して無表情な私にお客様は興奮していた。