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ドSメイドは基本普通の子

第10章 ツンデレ小娘君!?


「///…知りませんでした…」


欄さんは無表情な私を抱き締め「可愛い」を連呼してくれた。


そんな欄さんと私の微笑ましい姿をお客様は見ながらニヤニヤしている訳だが…

近くにいた宮ちゃんは少し眉を歪ませていた。





「無表情とか…あり得ない…私の方が絶対可愛いのに!」



「――――ん?」


宮ちゃんが何か呟いたが…私の耳には届かなかった。



それから、宮ちゃんは積極的にホールを歩き王道ツンデレ技で他のキャストのフォローしながら自分を売り込んで言った。


――――熱心だなぁ…可愛いし!宮ちゃん凄いなぁ。


私はそんな宮ちゃんの頑張りにエールを送りつつ自分も頑張らねば!と、気を引き締めた!



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