ドSメイドは基本普通の子
第10章 ツンデレ小娘君!?
宮ちゃんは見た目はめちゃくちゃ可愛いのに、なかなか男気のある子で時々こんがらがる…
――――こんなに可愛いのに…男の子なんだよなぁ…
「///なに?――――あんた…もしかして…その無表情って…無意識?」
私はコクンと首肯く。
すると、宮ちゃんはマジマジと私の顔を覗き混むと…「マジか…」と、ため息をついた。
「宮…ちゃん?」
「――――あっ、いや…///別に…」
――――私の顔に何か付いてたかな?だとしたら恥ずかしい!
「あんた…なんで、あんな変な店で働いてんだよ!やっぱり金?――――僕は…こんな見た目だし、バイトしたくても変な目で見られることが多くて…ちょっとやけになって…ダメもとで受けたら…受かっちゃって」
――――宮ちゃんも苦労したんだなぁ…