
ドSメイドは基本普通の子
第12章 白ジャム+α
――――お…おおぉ…
トイレに行くタイミングを失った私は無表情でハーブ好きの男性の隣に座った。
「お疲れ様――――はい、ハーブティ!」
――――ぅ…うそ…
目の前に嬉しそうにハーブティを渡され…動揺してしまった!
――――げ、限界だ!!
私がカップを置き立ち上がろうとすると、男性は「そうそう!」と、話を切り出した!
――――なっ、な…なんで…
表情が分かりにくいのは仕方がないにしろ…呼び止めないで!
男性は私の尿意を無視してしゃべり倒す!私はそれを聞きながら必死にトイレを我慢し続けた!
――――や…ば…ぃ
膝を合わせモジモジとし始めたとき、男性は更にハーブティを進めた。
「ハーブは心を穏やかにする効果があるですよ。私はそんなハーブの魅力にハマっているんです。」
――――そ、そうなんですか…でも、ごめんなさい。今の私は…ハーブの力を持ってきても穏やかになりません!!
