
ドSメイドは基本普通の子
第12章 白ジャム+α
落ち着きキッチンに向かうとフルーツいっぱいのロールケーキとコーヒーが準備されていた。
「おい、大丈夫か?顔が真っ赤だぞ?」
――――大平さん!そ、そりゃぁ…あんなことがあったわけですから…
「疲れてるみたいだからって…店長からお前に…あの神父、お前に何かしたのか?」
神父のコスプレ客は…何もしなかった…ハーブティを飲んでお話をしただけ…
尿意を我慢していたのは私だ…あの客は悪くない…
「なにも――――…でも、少しパニックだったのは…確かです。」
「ふ~ん…無理すんな…今日は確かに忙しい――――…ハロウィンのパレードもあるし…皆浮かれてんだよ」
――――確かに…今日はいつもより客が多い…
