
ドSメイドは基本普通の子
第12章 白ジャム+α
それからは何事もなく感謝デーが終わり、最後のお客様を見送り店は閉店した。
「お疲れ様でした。ハロウィン効果もあってか今日はとても忙しかったですね。すみません。お客様からおもらったプレゼントは各自でおねがしいましす。」
今回も沢山のプレゼントをもらった私は大きめのお菓子はスタッフルームに置いて、個人的な手紙や細かい物を持って帰ることにした。
「三ノ輪…今月も送ってやりたいところだが…“クラブ”の方がオールでハロウィンイベントやるみたいで…俺と順はそのままあっちに行く予定なんだ…――――今日は店長が付き添うって…大丈夫か?」
大きな手提げ袋を申し訳なさそうに見る大平さんに「大丈夫です。」と答えると、少しだけ肩を落とした。
――――このくらいなら…一人で持って帰れる気がするけど…
「すみません……ご迷惑でしたか?でも、今日は通りも騒がしいですし…送っていきます。」
――――それなら…お言葉に甘えます。
「///はい。甘えてください。」
