ドSメイドは基本普通の子
第13章 男の娘王子と鈍感姫
――――次の日…
「///は…早く来てしまった…」
僕は待ち合わせに30分も前に自分の指定した駅に着いてしまい…時計を睨み付けてしまった。
「お?か~のじょ?1人?俺とどっかに行かない?」
くそ…また声をかけられた…男に…
僕も男だよ!?見た目こんなんで随分苦労してきたが…可愛いのだから声もかけたくなる気持ちは分かる…
でも、僕はそっちの趣味は微塵もない!?
見た目…超絶可愛い女の子でも…
胸はペタんこ、立派なぺニスがぶら下がった男の中の男であると僕は思っている!
「僕、男だけど?」
と、素っ気なくあしらうと「げ?!マジで?」と男は引き下がった。
服装はボーイッシュガールと言われたら終わりだが…大きめなパーカーにスキニーパンツと言った、男にも女にも見える格好である…
少し声を低くして「男だよ?」と、言えば納得するヤツも多い。
こんな楽な男ばっかりならいいけど……
その数分後…
「さっきから…誰待ち?もしかして、すっぽかし食らった?」
と、違う男が声をかけてきた。
多分…僕を何分か見ていた男だろう…何人も男を断っているのも知っていて声をかけてる…しつこそうな男だ…