ドSメイドは基本普通の子
第13章 男の娘王子と鈍感姫
少し歩くと人通りが多くなり大学の看板が見えた!
学祭を開催しているだけあって入り口には沢山の人の出入りが見える。
「案外近かったな――――…ほら、行くぞ」
「――――…」
――――なんも言わないんだろ?で、無表情なんだろう?
もう、なれてきたよ……
と――――先に行こうとすると…後ろに引っ張られる感じに「お?」と一歩を踏み出せず振り替える。
「――――…」
「――――え…お前…」
振り返り引っ張られる場所を確認すると…
美羽が僕のパーカーの裾を摘まんでる!?
「///えっ…え……な、なにしてるんだよ…///これ…」
「――――…」
――――///な、何も言わんのか――――い!
って!これ…これって――――///
~先に…行かないで?寂しい…から~
って、よく…マンガとか、ドラマとか、映画とか、小説とか、勘違い男子の妄想の中とかに出てくる…
アレ――――じゃないか?
「///――――手…繋げって…事かよ…」
「///宮ちゃん…靴紐…ほどけてる…危ないよ?」
――――////僕のバカ~~~~~~~~~!