無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「すみません……ネイル関係の勉強のため…と、言われると…弱いのは分かりますが…ここが何処だか分かっていますか？美羽さん…」



――――“縄師”さんのいる…所？



「そうです…“縄師”です…SMプレイには欠かせない拘束プレイのプロのいる所です。」



――――プレイの…プロ…？



「大河…よく会話が成り立ってるわね…この子…ほぼ無表情よ？」



私たちの会話を不思議そうに見ていた柚さんはボサーっとした男性を連れてビルの中に入ろうとしていた。


――――あっ、私も！



「美羽さん――――…本当に行きますか？」


私はコクンと頷くと柚さんの後について行った！


――――あんな凄いネイルを作る秘策が絶対あるはず！



「ったく――――…柚のやつ…何をたくらんでる？」