ドSメイドは基本普通の子
第17章 二人の男とイルミネーション
――――和歌子が瞳を閉じて数分後…
「店長、三ノ輪…寝てないか?」
「寝てますね……可愛い寝顔です」
大平と店長の早島は和歌子の寝顔にやっと安堵していた。
「にしても――――…店長ってあんな風に怒るんだな…」
「///すみません…変な所をお見せしました」
イルミネーションの下をゆっくり歩く二人の歩幅は明らかに小さくなり…淡い青色のイルミネーションの下で立ち止まった。
「三ノ輪って…危なっかしいよな…」
「ですね――――…表情と内心がバラバラですから…常に誤解を生んでいるみたいです///そこが…また、可愛いんですけど……ド変態にしたら…堪らなく掻き乱される見たいです」
店長の早島は…“クラブ”に送った変態たちを思いだしため息をつく。